Sommelier

Stephane de Sousa
ステファン・ド・スーザ

Stephane de Sousa
ステファン・ド・スーザ
あまり聞いたことのない生産者だと思います。
それもそのはず、彼は大学でファインケミストリー(精製科学)を修めた後、製薬関係の仕事で国際的に活躍していました。

しかし彼の母はヴォルネイでは名門のブレ家の一族であり、父はムルソー村にドメーヌを設立し、父のもとで若いころアルバイトをした経験から、父とおなじムルソー村にメゾンを設立しました。
その後、父から畑を譲り受けたことで、「ドメーヌ・ステファン・ドーサ」を2015年に設立。それからは自社畑のブドウからしかワインを造っていません。

彼のドメーヌはムルソーの市街地から少し離れた、県道974号線、いわゆるグランクリュ街道と呼ばれる道沿いにあります。
家の周りはブドウ畑に囲まれ、石造りの塀は、ムルソーがかつて石灰岩の石材河口の中心地だったことを連想させます。
車が出入りできるくらいの大きな門のサイドは鉄格子になっていてちょっとお洒落です。
門の外から見える家も石造りでピンク色の可愛らしい建物です。

畑の面積は2.5ヘクタール。大きさでいうとサッカーコートが2面あるかないかぐらいです。
この小さい畑を毎日のようにまわり、手入れをしているので、ブドウの樹1本1本の特性がすべて頭に入っているとステファンは言います。
彼はビオディナミの手法も取り入れながら、各AOPの最高レベルのブドウを収穫することを目指しています。
長年薬学の世界に身を置いていたこともあり、科学肥料や農薬に強い抵抗があるらしく、醸造におけるSO2の使用についてもできるだけ少ない量にとどめようとしています。

Meurasult les Millerands 2019

このムルソー・レ・ミルランは0.6ヘクタールの畑。サッカーコート半分くらいしかありません。
樹齢約35年ほどで、新樽比率は20%
むかし流行ったオークがたっぷりとのったパワフルで甘い味わいではなく、どちらかというと現代のながれにそったエレガンスでバランスのよい素直なおいしさです。

こちらはグラスワインでご用意しております。

エルブランシュではこの他にもグラスワインを1,100円から用意しております。
シェフの小川智寛が目指すクラシカルな料理を自分なりのスタイルで提供するネオ・クラシックと、ソムリエ小川雅之がもっとも得意とするブルゴーニュ・ワインを、料理とあわせていろいろ楽しんでもらえるようワイン・デギュスタシオンを用意し、料理とあわせてグラスで楽しめるスタイルとなってます。

ご予約お待ちしております。

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