ドメーヌ・ヒデは山梨県の中心から西に隣接する南アルプス市にあります。
とてものどかな町で、雨量もすくなく、盆地らしい昼夜の寒暖差があるため、葡萄造りに適しています。
この環境に目を付けワイナリーを創設したのがドメーヌ・ヒデの渋谷英雄さん。
彼は日本中の葡萄畑を巡り、その中でも38の畑で水を撒いて水捌けを自分の目でたしかめました。そしてこの地を選びました。
古い住宅を改築して作られた小さなマイクロワイナリーは、時間の経過によって形成された建材がワインにとって最適な環境をつくっています。
そして、そのワイナリーの奥にはヒデさんの住まいがあります。
小型スレンテスタンクとプラスチック製タンクが10本ほど、そして樽貯蔵庫には25程の樽が並び、コンパクトな作りの中で、彼は一つ一つ仕込みに全身全霊を注いでいます。
ワインの仕込みは、一つの失敗が全てを台無しにすることがあります。
しかし彼のような小さなワイナリーでは、失敗も含めて課題として受け止められる。
失敗を恐れずに挑戦してきたワイン造りは、それが彼にとっての知識と経験となり、年々精度が上がっているのだといいます。
このSort 2017は生産量1034本。
メルローのふくよかさ、軽いタンニンさと枯葉のニュアンスが見事に融合し、芸術品のような高級感を演出し、時間を忘れてゆったりとしたひとときを過ごさせてくれる魅力があります。
こちらのワインをペアリングプランにてご用意いたします。
皆様のご来店をお待ちしております。
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