Sommelier

新しいグラスワインの紹介「Ferme36」

Remerciements 2022   Vin d’Omachi Ferme36

南北に長い長野県の北西部、富山から立山を下った場所に位置する大町市。
この大町市も果樹栽培に適した扇状地となっており、近くを流れる鹿島川が長年かけて山から石を運び、扇状地をつくったことがよく分かる場所。
この土地に注目し、ワイナリー「Ferme36(フェルムサンロク)」を開設したのが矢野喜雄さんと妻の久江さんでした。

矢野喜雄さんはもともと東京の建設会社ではたらいていたのですが、お酒が好きでワイン業界に転身。そのきっかけはココファームへワイン用ブドウの苗植えを手伝いに参加したこと。
当時ココファームには現10Rワイナリーのブルース・ガットラヴさんやドメーヌ・タカヒコの曽我貴彦さんが在籍。この黄金時期に矢野さんはココファームへ入社(2003年)し、かれらのアシスタントとして働くなかでワイン造りにのめりこんでいきました。
その後、2014年の春、長野県大町市に移住し、毎年植栽を重ね、2021年には、180a(アール)の畑に4500本のワイン用ぶどうが栽培されています。

ワインに名付けられた「Remerciements(ルメルシマン)」は、フランス語で「感謝」。
縁もゆかりもない自分たちを受け入れてくれた地元の人、畑を手伝ってくれる福祉サービス事業所の仲間、助力をいただいたすべての人に「心から感謝」という意味が込められています。

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