グラスワインにル・レーブ・ワイナリーの「雅2021」が登場です。
ル・レーブ・ワイナリーの本間さんは、茶髪で少し髪が長く、色の白い、やさしい目をしたやわらかい雰囲気の男性ですが、その身体つきはがっちりと逞しく、いかにも真面目に畑仕事をしていることがわかります。
彼はもともと病院で検査関係の仕事を16年間ほどしていましたが、夫婦で国内外のワイナリーを訪れるうちに栽培や醸造の方にも興味を持つようになり、そのころはまだ一軒もワイナリーがなかった旭台でワイン造りの可能性を感じ移住を決意しました。
2018年から2年間はスキルアップのため岩見沢の10Rワイナリーでの委託醸造をし、2020年に醸造免許を取得して自社施設での醸造が始まったばかりの、まだまだ若いワイナリーではありますが、そのおいしさに多くの愛好家から支持され、注目される生産者となりました。
この「雅」は、ドルンフェルダー70%、メルロ30%のブレンドワイン。
ドルンフェルダーはあまり馴染みのない品種だと思いますが、ドイツでは色付け品種と言われるくらい色が濃い品種です。
食べると甘くておいしいのですが、酸が少し足りないので、そのまま醸造してしまうと凡庸なワインになりがちです。そこを半分くらい房ごと漬け込むことによって梗からのスパイス感をだしてちょっと変化をつけて、そしてメルロをブレンドすることによって、足りない酸を補っています。
昔の「北海道メルロ」は非常に青い感じで、よくいうピーマン香が出たりしてたんですけど、昨今、温暖化の影響かだいぶ熟すようになってきました。特に2021年は暑い年だったので完熟までもっていけたそうです。
ぜひこの「雅」を体験してみてください。美味しいですよ。
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