Sommelier

Bourgogne Aligoté Vieilles Vignes 2018 

Jean Fournier
ジャン・フルニエ

Bourgogne Aligoté Vieilles Vignes 2018 
60ml   1,100円
100ml 1,540円

コート・ドール最北の村マルサネ。

AOC制定されたのも1987年とまだまだ新しく、少し前までのイメージは「薄いワイン」でした。
あまりいいイメージがないマルサネ村のワインでしたが、さいきんではそのイメージを変える若手がどんどん生まれています。

その一人としてローラン・フルニエがいます。
かれのドメーヌはマルサネ村最古の造り手といわれているジャン・フルニエ。
なんとルイ13世の時代(1600年ごろ)からワインを造ってきました。この時代からワインを造ってきたということは、それはすばらしい区画を持っていることと、樹齢の古いブドウの樹があるということにつながります。


そんな昔ながらの造り手ではありますが、現当主のローランは伝統をベースに新しい手法も取り入れています。

今ではマルサネを代表する造り手となったシルヴァン・パタイユなどの若手とアリゴテの復興を目指しているローラン・フルニエ。
かれが造るアリゴテは、1921年から1945年に植えられた古木(Vieilles Vignes)のみを使用しています。


なぜ古木のほうがいいのか。
ブドウは、若木の場合、枝葉を伸ばすことに栄養分をつかい、たくさんの房をつけるので、凝縮感の乏しい実になりやすいのです。
通常、ブドウの樹は約3年でワイン造りに使うことができるといわれてます。
ブドウの樹も樹齢を重ねるごとに結実が安定し、20年目あたりから落ち着き、それ以降は果実の量は減少していきます。
量が減ることにより結実した少ない果実は充分に太陽の光を浴び、地中深く張り巡らされた樹の根から吸い上げられた栄養分がたっぷりといきわたります。
その結果、古木には若木にくらべて複雑なミネラルや養分が蓄積され、凝縮した味わいのブドウが実るということです。

この古樹の特性をいかしたこのアリゴテはアリゴテと思えないほど果実味に丸みがあり、非常にふくよかです。
味わいのバランスも良く、ほのかにビターな余韻が長く続きます。

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