エルブランシュは、フランス料理と日本ワインのペアリングをコンセプトにリスタートしました。
日々、日本ワインの特徴を最大限に引き出す料理を考えています。
日本ワインは一般的にフランスワインよりアルコール度数が低く、味わいが繊細で香りが華やかです。
そのため、料理もクラシックなフランス料理をベースにしながら、モダンでシンプルな料理を心がけています。
しかし、シンプルというのはそう簡単なものではありません。
むしろ、シンプルに仕上げるからこそ、仕込みや下処理に多くの時間と労力をかけています。
例えば、骨から出汁を取った後にさらに焼いた骨を加えて煮詰めて旨みを重ねたソースを作ったり、魚によっては事前に薄塩をして余分な水分を抜きつつ臭みを取り除き状態を見ながら軽く寝かせたり、時には肉を麹で発酵させてからローストするなど、細かな下準備にこだわっています。
火を入れるのも、オープンの中で水分を足したり引いたり、焼き上がるまでに何度か温度を変えて肉汁の対流をコントロールしたり、さまざまなアプローチで火入れをします。
そんな話しをはじめるとキリが無いですが、こうして最終的にはシンプルな料理に仕上げています。
ソムリエのカブとも話しているのですが、一皿一皿の料理にそれぞれ一杯ずつワインを合わせる、いわゆるマリアージュも大事ですが、それだけにこだわらず、一杯目から最後までの「流れ」も大切にしていこうと思います。
料理のコースに流れがあるように、ペアリングワインにも流れがある方が食事全体を楽しめるからです。
私たちが目指しているのは、お客様との会話も含めたライブ感ある新しい食の体験です。
そのために、オープンキッチンのカウンター主体のレストランにリニューアルしました。
ぜひ、お気軽に私たちが提案するフランス料理と日本ワインのペアリングによる新しい食の体験を味わいに来てください。
お待ちしてます。
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