Sommelier

アルガーノ・ボシケ

山梨県甲州市、勝沼ぶどう郷駅から南西の方向、県道306号線に沿って車を走らせると道沿いにぽつぽつと民家が現れます。
その民家の中でもひときわ目立つ建物。
庭には大きな松の木があり、古い民家を生かした造りになっていて、その主屋のとなりにあるのは真っ白な漆喰の壁の建物。土蔵造りに腰壁は人工石洗出し仕上げとなっている樽貯蔵庫。看板には「勝沼醸造」の文字。
玄関の暖簾をくぐるとそこはショップになっていて、その奥にあるテイスティングルームは昼でもほの暗く、光をコントロールすることで、風雅を演出しています。
さまざまな趣きのある「間」が作ってあって、遊び心に満ちた工芸趣味があって、趣味のある空間は見ていて愉しい。

今回ご用意したワインは
アルガーノ・ボシケ 2019
このラベルもちょっと変っていて珍しいですが、「アルガーノ」は代表の有賀(あるが)さんからつけたんでしょうね。
ロゴデザインを担当されたのは図像美術家の綿貫宏介先生。彼の世界観が詰まったラベルになっています。

豊富な日照時間に恵まれた甲府盆地の南東に位置する畑で育った甲州種を使った白ワイン。この土地は堆積した石の層が広がり、水はけが良いのが特徴です。
おだやかな酸味とほのかな甘みがバランスよく、前菜にとても相性が良いと思います。

本日よりこちらをグラスにてご用意しております。
皆様のご来店をお待ちしております。

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