Sommelier

Lan Seqqua KOYACHI2021

北海道余市町にある余市インターチェンジから道道753号線に降り、そこから山あいの道に逸れ、5分ほど車で走ると見えてくる小谷地の沢にあるワイナリーLan Seqqua(ランセッカ)。
代表の山川惇太郎氏は、ドメーヌ・タカヒコで2年間ほど研修したのち、2020年に醸造免許を取得。独立してワイナリーでの醸造を始めました。

KOYACHI2021 パストゥグラン
ランセッカ

今回ご用意したこちらのワインはランセッカ初のドメーヌものワイン(自社ブドウ)。
赤ワイン用の畑にはピノ・ノワールが6割ほどで、残りがツヴァイゲルト。シラーとガメイもわずかながら栽培されています。
基本的には単品種で仕込むことはせず、混ぜて1つのワインとします。そのスタイルから余市版パストゥグランといったりします。
醸造では、ツヴァイゲルトは房ごと、ピノノワールは半分を除梗し、発酵の終盤にまとめて穏やかにプレスされます。 その後、樹脂タンクで発酵し、新樽の20%を使用して1年間熟成樽が行われ、瓶詰めされました。

このKOYACHIでは、ツヴァイゲルトが主張を強めています。 ブルーベリーやカシスの果実の風味が感じられ、生革やチョコレート、黒豆のニュアンスも漂います。 酸味は穏やかで、タンニンは控えめですが、程よい樽香がまたすばらしいです。
すこしタカヒコのワインに似てるかなぁ、なんて思ったり。
このおいしさをぜひ味わっていただきたいと思います。

ご来店をお待ちしております。

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